無駄なところ

かなり前の話しになりますが、
尊敬する先輩社長にご指導頂いたことがありました。
今はムダをなくすことだよ、と。
あたり前の話しだと思い、
その時はあまり理解ができませんでした。
ムダを無くすこと。
大抵はお金のことにはなりますが、
お金だけのことでもありません。
お金、時間、何に労力を使うか。
全てに当てはまると思いました。
ビジネスではお金を使わないと、
お金は生まれません。
これは当然の法則です。
しかし、ムダを徹底してなくすことで、
利益を上げられることもまた事実です。
尊敬する日本電産の永守重信社長が、
電気を消させたりして徹底した革命をされた事を思い出します。
永守社長の動画
起業したばかりの頃は、
とにかくお金を使いまくっていました。
自分の時間を確保するために、
お金で買える事は全て買っていました。
お金は使えばあらたに生まれるもの。
確かにその通りではあります。
しかし、無駄という当然の原理が中にはあります。
ここはやはり経験しかない。
移動する時のグリーン車、ファーストクラス、
食事をする時のお店のレベル。
社用車は外車か国産か。
オフィスの賃料はどうか。
身だしなみで本当に必要な費用はどうなのか。
システム関連、固定費をどこまでかけるか。
広告費は何を基準にかけるのか。
人件費、外注費は本当に適正なのか。
はたして今あたり前のように利用しているものが本当に必要なのか？
千円、１万円、１０万円、
小さな管理ができなければいけないし、
１億、１０億と勝負をかける必要もある。
１億払って１億１０００万になるなら即金で払う必要がある。
確実な優位性にかける度胸とスピードが必要です。
意気地なしののろまではチャンスを掴めない。
しかし、１万円と１万３千円で結果に大差がないなら、
即１万円を選択すべきです。
１００円と１５０円でも同じです。
５０円が５０万になり、５０億になるのです。
これは儲かっている時ほど徹底すべきだ。
儲かっているからこそ必要なことがある。
ここを勘違いするから落ちぶれていく。
おかげさまで、うちも大きく利益を上げることができました。
売上ではなく利益です。ここが非常に重要です。
無駄なところは徹底して無くす。
ロスカットと同じです。
無駄だと思えばすぐに切る。
これができなければずるずる含み損だけが増えてしまう。
もし、利益が出ないと悩んでいるなら、
無駄なところを無くすこと、
今一度、見直してみることが重要だと思います。
ただし、使うべきところは使わないと、
逆に何も生まれませんのでご注意下さい。