2003年12月には聖教新聞社を訪問し、
「出版文化の向上と、世界に向けて平和の重要性を発信し続けてきた」
創価学会池田名誉会長に対し、感謝状をお贈りしました。
私が初めて名誉会長にお会いしたのは、
2004年3月のことです。
父に対し、創価大学から「最高栄誉賞」が贈られるという朗報があり、
父はあいにく伏せっていたため、代理で私が出席したのです。
ちょうど創価大学の卒業式でした。
式典に出席する前は、“名誉会長は一体、どんな話をするのだろう。
やはり、日蓮の教義を通して話をされるのだろうか?”
と興味津々でした。
ふたをあけて、ビックリ。
最初から最後まで、「本を読みなさい」、これだったんです。
ナイチンゲールや魯迅、ゲーテ、カレルギーといった
世界的偉人の箴言を、巣立ち行く学生に、餞として贈っておられたのです。
かつて、ある大学の総長が、卒業式で、
“社会に出たら小さな親切を”とあいさつし、
話題になったことがありました。
学問の世界に浸っていた学生にとっては大切な指針なのでしょうが、
私は、少しスケールが小さいんじゃないかと感じました。
名誉会長は卒業生に語っていました。
“君たちは何のために学んだか。答えは明確です
「人民のため」です。大学に行けなかった「庶民のため」です。
世界の「民衆のため」なのです
・・・・皆さんは、正義に生き、不正や虚偽を打ち破る
偉大なリーダーになっていただきたい”と。
これには、まいりました。
知識や学問を、自分を飾るアクセサリーにしたり、
人を攻撃する武器にしたりする人が多いなか、
名誉会長は、庶民のため、世界のため、平和のために学ぶんだ、
と語られたのです。
話のスケールが違う。覇気が違う。志が違う。格調高い。
あんなに驚いたのは、久しぶりでした。
「創価学会、池田名誉会長の存在は必ず日本のためになる」
という父の予見は正しかったと確信しました。
現在、名誉会長の著作は、あらゆる言語に翻訳され、
世界中で読まれていると伺いました。
本当に素晴らしいことです。
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