私は、22歳で入会しました。
“絶対に一流になってやるんだ”って思っていた時だった。
だけど、その後、約7年間は、一番、苦難の時だったんだ。
結果が出ず、収入も良くない中、家族を養い、
さらに、スタイリストとして服も買わなきゃいけない……。
経済苦で悩みのどん底だった。
この苦労から逃げようと思ったこともあったんだ。
でも、その時に学会の先輩から、
「今が信心に本気で打ち込む時だ。逃げちゃいけない」
って指導してもらった。
それは、苦労から逃げちゃいけないし、
学会からも離れてはいけないってことだったんだ。
それからは、遅れても会合に参加するよう心掛けた。
学会の同志には、夢や希望に向かって一生懸命に走っている仲間がいて、
彼らと会うことが大きな力になったんだ。
下積み時代は、
「こんなことに意味があるのか」
「夢や目標に直結しているのか」
って考えがち。
それは、5年後や10年後の未来は
誰にも見ることができないからなんだ。
でも、今の苦労は未来につながっていて、
「ムダ」って思っていたことが、
ちゃんと生きてくるのが信心なんだ。
だから、どんな職種であれ、青年時代は、
「今」だけを見て逃げてしまったり、腐ってしまっては、
つかめるはずの夢さえつかめなくなってしまう。
信心根本に、誠実に努力を積み重ねていけば、
一つ一つの点が必ず線になっていくよ。
人生勝利の方程式を日蓮大聖人が示してくれているんだからね。
私は昨年、もっと高みを目指して、海外で仕事をしました。
ハリウッドスターもコーディネートさせてもらい、
いろんな経験をしました。
そこで気付いたのは、
原点を忘れないことと、
自分の足元を見続けることの大切さ。
それを忘れてしまうと、何のために、
どこを目指すのかを見失ってしまうんです。
私自身、今も土台作りの途中なんだよ。
ビルでいうと、1階が完成したら、それが2階の土台となる。
そして、2階が完成したら、3階の土台となる。
それと同じで、次のステージの自分を作るために、
今の挑戦や努力が大切になってくる。
その積み重ねが、夢や目標に近づき、
さらにもっと高い所へと成長する道なんじゃないかな。
だから、私は昨年の自分より今の方が技術がうまいと思っているし、
来年はもっとうまくなるって思うんだ。
世界を回ってみて、今の時代には
人を幸せに導いていく価値観が必要だって感じた。
そのリーダーシップを発揮していくのは、
青年部の皆さんしかいないとも実感した。
自分の夢や目標をかなえながら、
さらに友人をも幸せにしていくのが本物の信仰者です。
そして、どこまでも池田先生(創価学会)の指針を
大事にしていってほしい。
日々の戦いの中で、師弟の絆を強め、
希望を持って勝利の人生を切り開いていってほしいと思います。
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