平田牧場グループ 新田嘉一会長に学ぶ

平田牧場グループ 新田嘉一会長に学ぶ
かつて東京富士美術館を
見学させていただいたことがありますが、
これには本当に驚いた。

私は中国の美術品に関しては、
日本一の知名度と眼力を持っていると
自負しています。

中国の現代画壇を代表する画家に
黄冑という先生がいました。

昭和53年、日中平和友好条約の
批准書交換式のために来日した鄧小平氏が、
両陛下のお土産として贈られたのが、
その黄冑の作品でした。

その黄冑先生が、自力で「炎黄」という
中国初となる私設の美術館を建設したのですが、
次第に損傷が目立つようになった。

でも財力がないため、
補修もできず、困り果てていた。
そこで単身中国に渡り、
5千万円を寄付したのです。

黄冑先生は、大変に感激してくださり、
この中から自由に絵を持って帰っていい
と言われたのです。

酒田市美術館に、
私が所蔵している20数点の黄冑先生の
作品を陳列させていただけたのも、
黄冑先生との長い親交があったからです。

そうした経緯もあり、私は、
中国国営の美術館にフリーパスで入れる、
日本人で数少ない一人です。

そのうえで思うことは、
東京富士美術館には、大変に貴重な
中国の明・清時代の陶器が所蔵されていた。

“ここにあったのか”と心が震えました。
世界中どこを探してもない。
まさに最高峰の美術館です。

別に世界なんか行かなくてもいい。
日本にいながらにして、世界の逸品を堪能できる。
本当に幸せです。
よくぞ、これだけの名品を集められたと感動します。

世界中から寄せられる
池田名誉会長(創価学会)に
対する信頼がどれほどのものか。
その一点を見ても明らかです。

これだけ素晴らしい美術館を、
どうしてもっと宣伝しないのか、
私は不思議でならない。

ともあれ、文化や芸術を
大切にできない人間や国家、
これは必ず衰退していく。

人間とか、生きるとか、
命というものを見失うからです。

名誉会長が、美術館を創立された思いは、
私にはよくわかります。

先日、名誉会長は、
「山形新聞」に、
「山形に最上の未来を」
と題する特別寄稿を執筆してくださった。

さっそく読ませていただきましたが、
名誉会長というのは宗教家であり、
哲学者ですね。

すごい方です。
真心と英知が光っていた。
感銘しました。

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