創価大学で一番、打ち込んだことは、
「パイオニア吹奏楽団」です。
私はホルンを担当しました。
私は3期生なのですが、
大学建設のため、部の伝統を築くため、奔走しました。
現在、OBは500人ほどいるのですが、
そのOB会の会長を務めています。
後悔していることは、全く勉強しなかったことです(笑い)。
よく卒業できたなと自分でも思います。
まあ、牧歌的な時代でしたから、
先生方も大目に見てくださったんでしょう。
よかったことは、創立者(池田大作創価学会名誉会長)を
知ることができたことです。
大学に行くまでは名前しか知らなかったですからね。
創価大学へ進んだのも、パンフレットに載っていた
「ブロンズ像」を見て、“かっこいいなぁ”と思ったことがきっかけですから。
振り返れば、創立者は授業参観にこられたり、
学生と将棋を指されたり、滝山祭の時は、
血豆がつぶれても、なお太鼓を叩き続けてくださいました。
「君たちが喜ぶためなら、どんなことでもさせてもらうよ」
――そんな慈愛というか、情熱というか、
五体から発する熱い思いが、びんびん伝わってきて……。
そのたびに目頭が熱くなりました。
社会的な立場や肩書、嘘などが入り込む余地のない、
「心」と「心」が触れ合う世界でした。
創立者は、素のまま、ありのままで、
学生一人一人に体当たりでぶつかっておられました。
今、思えば、夢のような時間と空間を
共有させていただいたんだなぁと、感慨深いです。
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