お客さまが「ここまでやってくれるのか」と、
心から感動してくださる、そこが大事なんです。
すると、「この仕事、君にやるよ」
と言ってくださるようになるんです。
ですから私は、社員に、
「一人でいいから、『この仕事は君にやる』と言われるようになれ」
と訴えました。
これは何も私がトップになったから言うんじゃありません。
私自身、営業マン時代、ずっと「そこまでやるか」
という精神で働いてきたからです。
お客さまの会社で社員旅行があると聞けば、
私も一緒に同行させてもらい、
いろいろとお世話をさせていただきました。
明け方まで一緒に飲んだり、語り合ったりもしました。
仕事以外でも、例えばお客さまの家の近くで火事があると、
すぐ飛んでいきました。
野次馬じゃないですよ。
「力になれることはありませんか?」、
そう声をかけるためです。
当然、相手の方は驚きますが、
翌日、お見舞いを持っていくと、
相手の方は感動してくださるんです。
普通、やりませんよね。
だからこそ、「そこまでやるか」なんです。
私はいつも自分から積極的に人に声をかけてきました。
ですから、本当にたくさんの友人がいます。
元来、人が大好きなんでしょうね。
そうやって人との繋がりを広げ、その結果として、
仕事に繋がったこともあります。
人間関係ですから、すべてスムーズに行くわけではありません。
でも基本的に、私は人を裏切ったことはありません。
裏切るより、裏切られたほうがいい、
そういう決心で接しています。
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