忙しいのに頑張ってる

俺はこんなに忙しいのに、
こんなにも頑張ってるんだぞ、
という人がたまにいます。

いくつも仕事をしているとか、
色んな頼まれ事をしているとか、
何かを叶えるために必死で努力しているとか、
俺の苦労なんかお前にわかるか、というような人です。

自分の努力を人に認めてもらいたい、
自分はこんなに頑張っていて凄いと言われたい、
自分を特別扱いしてほしい、または特別だと思っている。
そういう心理かもしれません。

私も過去に似たような時期がありました。
振り返ってみると本当に未熟者だったなと思います。
私は本当に世間知らずで、何ももっていませんでした。

それでも、ある程度を経験してきた今だからこそ、
同じような状況になっている人の気持ちがわかるのです。

冒頭の、頑張っている君ですが、
そんな事を人にアピールしているようでは、
間違いなく結果を出す事ができません。
自分で遠回りしているのです。

少なくとも、私はそんな人と仕事をしたいと思いませんし、
社会の多くのビジネスマンも同じではないでしょうか。

芸能人にしたって、
そんなアピールするような疲れの見える人と、
石原さとみや井上真央のような魅力的な人なら、
どちらを使いたいと思うでしょうか。

医者にしても、
私は忙しいという慈愛なき人と、
そんな素振りも見せずにプロの安心感を与えてくれる人なら、
どちらがいいでしょうか。

そもそもそういう人というのは、
好きなことを追いかけすぎて、苦しんでいるだけで、
好きでやっている場合がほとんどです。

自分で夢を追いかけて苦しんでいる。
それでは本末転倒ではないですか。
どうして自分で選んだ道を進んでいるのに、
忙しくしているのは自分なのに、
それを人にアピールしても、誰もいい気はしません。
負のエネルギーを伝えても、苦しいだけです。

これは相談とは違います。
悩んでいるなら、素直に相談すればいい。
でも愚痴のようにアピールしても何もはじまらないし、
自分を包むオーラをマイナスにしているだけです。

いくら出るとこだけしっかりしても、
見ている人には伝わるものです。
その人の奥底の部分、器量、全てバレてしまう。
だから結果が出せないし成功もない。

もし忙しいとか、頑張っているとか、
人に伝えて満足しているなら、
今すぐにやめたほうがいいです。
そこからはマイナスの結果しか得られないからです。

逆になって考えてみてください。
寝てなくて頑張ってる、
いくつもかけもちしてる、
あれもこれもこんなに頑張ってる、等々。

言われてどう感じるでしょうか。
そんな人と一緒にいたいと思うでしょうか。
そんな人のものをみたいと思うでしょうか。

そんな人よりも、
いつも明るい、笑顔がいい、元気、覇気がある、愚痴がない、
そういう人のほうがいいに決まってますよね。

でもそういう人こそが、
陰ではとんでもない努力を重ねているものです。
毎日とんでもない苦労をして頑張っているのです。
人がみていないところで、歯を食いしばっているのです。
地味で泥臭いことを毎日繰り返しているのです。

打ち合わせ一つにしても、
疲れた顔で来て、俺はいくつもやってんだ、という態度か、
笑顔で元気に快活にこなすのか、
意識を変えればいいだけの話しです。

ほんの少し、微妙な一念の差でしかありません。

忙しいのに頑張っているということ、
ちょっと我慢してみてください。

いくら忙しくても、寝てなくても、疲れていても、
そんな事は微塵も見せずに、相手を元気にしてあげて下さい。
必ず相手にもそれは伝わりますし、
願っている以上の結果を出す事ができます。

ボクシングだって、
苦しいけど顔に出してはいけませんよね。
いくらボディを殴られても、
効いている顔を見せれば相手に悟られてしまう。

いくら殴られても、平気な顔をして攻撃するから、
相手が動じて手を変えてくるのです。

全て共通です。

もしも頑張ってるアピールをする癖があるなら、
今日からできる一念の変化をオススメします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました