恩師に学ぶ

青年がけわしくそそりたった
目のくらむような断崖にいどみ、
よじ登り、頂点をきわめる。

そこにえもいわれぬ喜びと誇りを、
彼はかみしめるであろう。

青年の若さ、力、そして技術、精神力は、
困難を喜びにかえるのである。

年寄りや、力を失い技術を身につけていない人にとっては、
それは苦しみと恐怖以外のなにものでもなくなってくる。

人生の幸、不幸という問題も、これと同じ原理なのである。

力を失えば、いっさいが苦しみとなるが、
力さえもてば、いっさいを楽しみとしていけるものだ。

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