恩師に学ぶ

あの人が、こうしてくれればよいのだとか、
この世の中がこうであればしあわせなのだといって、
他人に生き、対境に生きるということは
間違いではないか。
しかし、人間の力というものは弱いものである。
自己自身に生きていると、
いかに力んでみても、他人に支配され、
対境に支配されやすいものなのである。
されば、いかに観念的に、自分自身、
自ら生きていると力んでみても、
それで、幸福であるといえない場合が多い。
そこで、自己自身の生命が、もっとも強く、
もっとも輝かしく、もっとも幸福であるためには、
十界互具、一念三千の仏法に生きる以外にはない。

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