恩師に学ぶ

人生の幸福には、
大きく分けて二つの種類がある。
欲望の充足によって感ずる幸福と、
生命自体の躍動、充実感による幸福とである。
前者はつねに他に依存し、
他者によって左右されるものであるから、
これは“相対的幸福”というべきである。
これに対し後者は、自己にたちかえり、
自己の成長と内的充実をめざす生き方、
そして、生命の内奥からあふれる幸福感であり、
他によって左右されることはない。
これを私は“絶対的幸福”と呼びたい。

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