誓い

師をもつ人は強い。
どんな苦境に立たされても、
誓いを忘れずに戦っていける。
常に師に報告し、
師と対話し、
師弟不二で進んでいける。
直接会えるから師匠なのではない。
会えなくても、ガッチリと繋がることはできる。
その為には誓願が必要だ。
ああ、この人は凄いな、
誰もが認めるほどの結果を出しているな、
そういう人は例外なく師弟がしっかりしている。
経営者、医者、弁護士、政治家、教育者、芸能人、
スポーツ選手、文化人、各界で活躍する全ての人に例外はない。
輝いている人ほど師弟が確立されている。
ただの自分の願い、夢、
そんなものほどもろくて崩れやすいものはない。
今一歩、あと少しの人ほど、
師弟が弱くもろい。
原点が弱い。
夢に敗れる幾百万の例をみれば明らかだ。
口先だけで結果を出せない敗残兵が証明しているではないか。
わかったつもり、知っているつもり、
師弟をないがしろにして虚栄だけで生きている人の、
哀れで情けない姿をみれば明らかだ。
重要なことは、
どんな人を師にもつかだ。
どんな偉大な師に仕え、
師の心を我が心としようと一心不乱に戦っていけるか。
人は良くも悪くも、
ついていく人によって決まる。
共に進んでいく仲間で決まる。
どんな強靭な信念の持ち主でも、
悪縁によってどうにでも変わってしまう。
それが人間の本性です。
こればかりはどうしようもない。
だからこそ、
誰についていくのか、
どこに向かって進んでいくのか、
これが人生の根本であり、
人生の目的であり、
全ての結果につながっていく。
どんな仕事でもいい、
人生の師匠に報告していくことだ。
常に誓いを立て戦っていくことだ。
人間だけがもてる師弟こそが、
人生勝利の方程式だからだ。
今日は師に何を報告するのか、
今日は一日何を誓って何を勝ち取るのか、
仕事なのか、病気なのか、家庭なのか、人間関係なのか、
命の限り、今日も全力で進んでいこう。
偉大な師のために――
信じぬいて進む人に、
必ず結果は出るよ。