木だって、一ヵ月や半年では、
成長ははっきりとはわからない。
しかし、二十年、三十年経てば、
目を見張るような大樹となる。
いわんや、信心は一生、いな三世のためです。
また、何も悩みがないのが仏なのではありません。
それどころか、うんと悩みを抱えているのが仏なのです。
全世界の一切衆生をどうやって幸福にするか。
どうやって平和な社会をつくるか。
そう悩み続けていくのが仏です。
だから、悩みは、たくさんあったほうがいいんです。
その人が仏になれるのですから。
ちょっと祈って、ぱっと良くなるのであれば、
信心が深まらないし、本当の人間革命も宿命転換もできません。
御本尊があえて苦労させてくれている。
そう捉えて、感謝の祈りができるようになれば、
その心こそ人間革命の前進の証しです。
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