社長がワガママだったから

会社を辞めて起業した人がいました。

私は聞きました。
どうして会社を辞めたのですか?と。

すると、
社長がワガママだったから辞めたと言うのです。

ああなるほど、
この人が理想を掴むには少し時間がかかるなと思いました。

なぜでしょうか。
社長がワガママだったから、
上司がバカだから、部下が使えないから、
会社が潰れそうだから...。

色々と理由はあるでしょうが、
重要なことは何かを抑えていないと、
平気でこういう事を言ってしまいます。

これを聞いた人は、
この人と仕事をしたいな、とは思わないでしょう。
なぜなら、社長のせい、他人のせい、会社のせい、
そしてなにより、そんな環境、運しか持っていないという事を、
自分からアピールしているからです。

人生とはほぼ運で決まります。
どれだけ幸運に恵まれたか。
どれだけタイミング、人、環境に恵まれたのか。
これで決まることが多い。

社長がワガママだかなんだか知りませんが、
そんな事をアピールする人と仕事がしたいでしょうか?
一緒に儲けようと思うでしょうか?

それなら、
自分は最高の会社、社長にも恵まれましたが、
やはり使命あるビジネスを叶えたいと思ったのです、
と言ってくれたほうが圧倒的に魅力的です。

それなら一緒にやらせてもらえませんか?
私ならそう提案したい。

自分は運も環境も持っていない、
そんな事をアピールしたって、数字は作れない。
人も金も環境も、なにも手に入れることはできないのです。

今日も御聖訓にある通り、
わざわいは口より出でて身をやぶる
さいわいは心よりいでて我をかざる
を拝して進んでまいりたい――

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