女優・タレント 久本雅美さんに学ぶ

女優・タレント 久本雅美さんに学ぶ
“私の笑いは、皆さんの感情を害しているんじゃないか。
迷惑をかけているんじゃないだろうか”――
とても傷つき、落ち込みました。
でも、悩みから逃げずに、お題目を唱えました。

そんな時でした。
池田先生が出席される大きな会合
(杉並・中野区の合同総会<1992年>)で、
同じ劇団で学会員だった柴田理恵さんと
漫才を披露する機会をいただいたのです。

短い時間でしたが、
もう無我夢中で自分の力をぶつけました。

すると、池田先生が
「久本さん! 漫才、面白かったよ!
妻と一緒に見て、おなかを抱えて笑ったよ!」
と力強く励ましてくださったのです。

「悲嘆も、悲観もいらないよ。
楽観主義でいくんだ。希望の女優さんになるんだよ」――

激励を受けているうちに、
“先生は私の心をすべて分かってくださっている”
との感動が込み上げてきました。

私は先生の言葉に気づかされました。
「そうだ。私はまた、どう見られているかを
気にするようになっていた。
これではいけない。
“どう見られているか”ではなく、
“どうあるべきか”なんだ。
私は、皆に希望を送っていけるお笑い女優になるんだ」と。

私は自分の決意に当てはまる大聖人の御文を見つけ、
仏壇の前に置いて、真剣に祈りました。

「主君のためにも、仏法のためにも、
世間に対する心がけについても、非常に立派だと、
鎌倉の人々の口々に言われるようになりなさい」
(御書1173㌻、通解)

ここでは単純に“人からほめられなさい”と
言われているのではありません。

家族や地域、社会のために役立つ人間になりなさい、
人々に貢献して、信仰の素晴らしさを証明していきなさい
と教えられているのです。

“笑いを通じて、人々に元気や喜びや勇気を送ろう”
“より深い笑いを目指して、力をつけよう。人間を磨いていこう”――
そう決意が固まると、何か言われても一喜一憂することなく、
すべてをプラスに受け止めて、迷うことなく前に進めるようになったのです。

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