かなり前のネタになってしまいましたが、
昨年はこの言葉が流行りました。
我慢が多い人にとっては痛快だったようです。
しかし、実は倍返しをしてしまっては、
結果的に悪循環に陥ってしまう事が多いです。
例えば、
街で他人と肩がぶつかって一発殴られる、
しかし俺のほうが強いぜ、と倍返しの2発殴り返してKOする。
確かにこの瞬間は気分爽快かもしれません。
でも、後日同じ相手とかち合い、
今度は複数相手に20発になって返ってくるかもしれません。
すると今度はこっちも数を集めたり、
凶器で応戦したり、キリがなくなってしまいます。
それではなんとか連合の事件になってしまいます。
暴力で例えましたが、
暴力はキリがなくわかりやすいからです。
やられたらやり返して、またやり返してまたその繰り返し。
これが発展すると戦争になります。
戦争になってくると今度はさらに利益が絡んできますので、
さらにとんでもない事になります。
生まれるのは、憎悪、憎しみ、怒り、悲しみ、苦しみ、後悔、
やられたからやり返した結果がそうなってしまうのです。
あまりにも哀れです。
ただし、一つだけやり返していい事があります。
なんだかわかりますか?
それは、
恩返しです。
1万円ご馳走してもらったら、
2万円ご馳走し返す。
いや、10倍返しの10万円にしたほうがいいですね(笑)
大事な人を一人紹介してもらったら、
こっちは二人紹介してあげる。
○○を教えてもらったから、
自分は●●を教えてあげる。
あの時助けてくれたから、
今度は自分が助けてあげる。
とにかくやられたら、やり返す。倍返しどころか10倍返し、
そんな人が大事にされないわけがありません。
結果を出せないわけがないのです。
人間とは不思議なもので、
嫌なことをされると覚えているものですが、
助けてもらったことや尽くしてもらったことは忘れやすいのです。
不思議な生き物です。
剣に剣でいってもダメです。
銃に銃では憎しみや後悔しか生まれないのです。
どこまでもこちらの境涯をあげていくしかない。
やられたら、やり返す。倍返しどころか10倍返し。
今日もとことんやり返してまいりたい―
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