なにを仕入れるか?

損して得取れという言葉がありますが、
これこそがビジネスの根本だなとあらためて思いました。

むしろこれ以外にはないかもしれない。
これに付随することが全てではないだろうか。
深いようで非常に浅くて単純だ。

全ては仕入れでカタがつく。

私たちの業界でいえば、
株や為替で数百万円溶かしたとか、
数千万円溶かしたなんて話しはザラにあります。
今日もどこかで誰かが溶かしている。

問題はこれを仕入れにできるかどうか。
多くの退場者は、仕入れたまんまで売らずに終わる。
仕入れが固形物ではない場合にはわかりずらい。
数千万円の現金がなくなったという仕入れ。
これをどう利益をのせて売ることができるか。

せどりや物販ならわかりやすいですよね。
1万円で仕入れて2万円で売ればいいだけです。
何を仕入れるかはデータに基づいてやればいいだけ。

不動産でも、飲食でも、
1億を2億にすればいいだけ。

しかし、問題は見えないもの、
情報だったり、経験だったり、感性の部分だったり、
そのもの自体には他者からの信頼がないから現金にはならない。
でも、そこに価値を見出し、付加価値をつけ他者に信頼を築けるかどうか、
これが仕入れにできるかどうかの違いです。

ということは、
何を仕入れるか?がわかっていないから、
溶かして終わりということになってしまう。
セミナーに行って終わり、コンサルされて終わり、商材を買って終わり、
あげればキリがありません。

これは金儲けだけの話しではありません。

今年も東京の大雪で事故が相次ぎましたが、
スタッドレスタイヤを履かずに車を運転したり、
いつも通りの靴で滑って転んだり、
この経験をどう次へいかせるのか?
これが仕入れだと思います。

仕入れたものをどうさばけるか。
スタッドレスタイヤの重要性がわかったからこそ、
来年は同じ事をしないだろうし、
ブーツを買って転ばないようになるだろうし、
仕入れて売り抜けるという法則に当てはめれば、
いくらでも応用することはできるわけです。

ただ重要なことは、
何を仕入れるかです。
不要なものを仕入れる必要はないわけです。

滑るとわかっているのに運転する必要はないし、
普通の靴で雪道あるく必要もないわけです。
これらはやる前にある程度わかることだ。

いくらでも最初に無駄は省ける。
ただし、ムダをはぶきすぎると、それはそれで問題です。
本当は必要なものまで除外してしまう可能性がある。

必要か不要か、これを見極める正視眼が必要であり、
これは経験していくしかありません。

何を仕入れるのか?
どう売り抜けるのか?
その戦略こそが全てだとあらためて感じました。

今日も価値的に仕入れて、
使うべきところでは大きな勝負に出て、
ケチケチしないで、豪快に進んでいきたい。

無駄に進むわけでもなく、
省きすぎるわけでもなく、
一流の道を進んでいきたい。

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